群馬県の温泉C川原湯温泉
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川原湯温泉 40年余に渡ってダム建設に激しく反対闘争して来た気骨のある温泉。ダム計画のためにバブル期の開発の手も入らず今なおふた昔も前の渋い街並みが残っているのだが、あまりに長期に及んだ先の見えない消耗戦に運動も力尽きて、ついに八ッ場(やんば)ダムの事業が本格的に動き出してしまった。若山牧水が激賞した吾妻渓谷もダムに沈んでしまう。国交省という役所は山間の暮らしや文化をどこまで侮れば気が済むのだろうか? |
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ムダなダムに沈むせつない運命・開き直った看板 | ふた昔くらい前の風情の温泉街 |
聖天楼(共同浴場) 鹿沢や嬬恋にスキーに行った帰りに頻繁に立ち寄る川原湯の共同浴場。スキーは午前券で半日滑って、帰りがけに温泉に入り、前橋で飯でも食って早めに帰宅するというのが最近の私のスキーのパターン。八ッ場ダムが完成してここに不気味なダム湖が出現したら、もう草津や嬬恋・鹿沢方面にはほとんど足が向かなくなるだろう。 |
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露天風呂の覆い屋兼脱衣所 | 浴槽はひとつだけ・混浴らしい |
温泉の源泉付近にある聖天様 | 聖天様に奉納された性神・温泉では定番 |
王湯(共同浴場) 川原湯の温泉街の中心付近にある共同浴場。正面から見ても分からないのだが建物は裏が崖のような急斜面に建っていて、風呂は階段を降りた下の階にある。実際には写真で見るよりも遥かに激渋の雰囲気を漂わせている。 |
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王湯外観 | 写真で見る以上に渋い風呂です |
笹湯(共同浴場) 細い路地を下った目立たない場所にある見るからに渋い外観の共同浴場。80℃の源泉が掛け流しという無茶な熱さで、ちょうど一番風呂だったらしく、浴槽に手を入れることも不可能なくらいの猛烈な熱湯風呂状態だった。浴槽に熱湯が入らないように源泉にパイプを差して外に流し、浴槽の湯をタライで汲み出して捨てながら冷水をガンガン加水して湯温を下げて、やっとこすっとこ入浴可能になった。 |
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板張り壁の激渋の外観 | 80℃の熱湯の源泉掛け流しに付、要注意 |
問題の80℃の熱湯源泉 | もったいないけどパイプを差し込んで強制廃湯 |
桶でガンガンお湯を汲み出し、水道の蛇口全開で加水 | やっとこすっとこ湯温を下げて入浴可能になった |
新源泉(足湯と温泉たまご) 温泉街の坂道を登り切った場所にある源泉。モップの柄みたいな棒の先に吊した竹籠に卵を入れて源泉に漬けると、約20分程で温泉たまごを作ることができる。神社に登ってブラブラしたり、足湯に浸かったりしている間にタマゴが出来上がるので、タマゴ待ちの時間も飽きずに過ごせる。それにしても、こんな素晴らしい温泉地を、政官財の利権のみが唯一の目的のダムに沈めようとは重罪を犯すにも程がある。利権に絡むすべてのダム関係者に神罰が下るよう、神社で手を合わせて念入りに拝んでおいた。 |
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新源泉から石段を登った所にある川原湯神社 | 神社の石段途中から新源泉 |
足湯 | 温泉たまご・約20分で完成 |
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